冷間リングローリング｜共栄精工株式会社（公式ホームページ）

冷間リングローリング

長年の研究より現在の基本原理で世に出たのは1982年、以来様々な改良を重ね総生産台数は700台を上回り多大なる評価を得ております。これらの実績を基に絶えず前進姿勢を崩さず日々努力しております。
CRFは、COLD ROLLINＧ FORMER の頭文字をとり、TCRはCOLD ROLLINGのTOPの意味をもたせた機械です。Vはバージョンアップを意味し数値は機械の容量を表します。OR、IR、UCは内蔵しているサイジング装置の種類を表します。
機械は、基本的には円筒状のワークをマンドレルト成形ロールにより、冷間で内側と外側を転造成形する機械です。ワークは外径で20％程転造し拡管します。転造されたワークはサイジングされ、機械出口より流れ出ます。これらの動作は入口から出口まで自動で行われます。
本機は、極めて高い生産性を提供できます。機械は、本体部と付属装置で構成されています。
付属装置とは油圧タンクと転造油タンクが別置きになっています。
その他特別付属品として入口ホッパー、パレット反転機、洗浄・冷却・オイルスキマー、遠心油分分離機、計測装置などがあります。

外径ストレートサイジング装置付　⇒　□□□－OR
内径ストレートサイジング装置付　⇒　□□□－IR
外径球面サイジング装置付　　　　⇒　□□□－UC

CRFシリーズ　⇒　CRF□□
TCRシリーズ　⇒　TCR□□
CRF-Vシリーズ　⇒　CRF□□V
NCRFシリーズ　 ⇒　NCRF□□

冷間ロール機　NCRF機は、NCサーボ仕様の最上位冷間ローリングマシンです。
冷間ロールでは不可能だと思われていた複雑なワークに対応し、多品種少量生産、製品精度アップ、段取り替え時間の大幅な短縮が可能になりました。
Vシリーズ機同様、ロール送りスピード、寸法入力、公差入力などもタッチパネルモニターで簡単に設定でき、詳細なエラーメッセージにより場所の確認、対策がスムーズに行えます。
モニタリング仕様によるITEM保存で操作性を一段とアップし、データバックアップ機能によるワーク不良、加工不良の履歴確認で、ブランク寸法の確認や設定数値の見直しなど効率よく行えます。
ローダー部をサーボ仕様とし、位置決めの精度アップ、スピードアップを行った高効率機ですが、外径測定ユニットをローリングからサイジング間に設置し、NGワークでのサイジングを行わず、ケース寿命の延長、ローリング時間の短縮も行える特別仕様も可能です。

材料歩留りが大幅に向上します。
ピローベアリング外輪では35％その他の内外輪では20％～30％向上します。
均一な高品質が得られます。
転造塑性加工のため外形状に沿ったMETALFLOWが得られ熱処理歪みも少ない。表面あらさ▽▽▽以上得られシール部に良く軌道・Rその他の寸法は安定し加工洩れがありません。
冷間塑性加工である為工具（ロール・マンドレル）の寿命が長くなります。
工場内環境が良くなります。（ミストほこりなどでません）
設備費が少なくて済みます。
電気代が少なくて済みます。（CRF120において総電力僅か12.7kw）
低騒音です。
サイクルタイムが短い。
段取時間が短い。
冷間塑性によるベアリング内外輪の加工は生産技術者にとり待ち望まれた加工方法です。それは多くの利点が含まれているからです。大幅な材料歩留り、サイクルタイムの短縮、労務費の軽減、品質特に金属工学的な向上、生産環境に至るまで多くの特長を持っています。